攻殻機動隊 GHOST IN THE SHELL
SFの存在価値を改めて認識する秀作です。
マトリックスと比べるのも可笑しいでしょ。
比較にならないくらいこちらのほうが好きです。
何度も見ることを強いられるのが苦痛な人は見ないほうがいいです。
脚本とビジュアルに無駄がないために観客が置いてきぼりになるんです。
これは見ている側の知識が足りないだけで作品の優劣とは関係ありません。
ゲームで世界観の難しいものをいくつかクリアしていれば、この世界観も
説明されれば理解できます。これを難解と思うのでは先が辛いですね。
どうしてこの物語に夢中になるのか。ありうる世界だから。
そして描き込むほどに世界が頑丈になって破綻しづらくなるのです。
続編の「イノセンス」からレビューしてしまいましたが、こちらも素晴らしい。
難解と言われる「ゼノサーガ3部作」をやっていれば、ネットで繋がる世界観と、
発生するであろう不具合(バグ)とそれへの対処(デバグ)の提案なのだと解ります。
どの時点で苦労するかもわりと重要で、無意識にクリアしたほうが楽です。
最近話題のドローンはゲームスティックで操縦してるんですが、遠隔操作には
あの形状が最適なんでしょうね。その点でもゲーマーは即戦力です。
金も出さない口うるさい年寄りが大嫌いなんですが、いよいよ全く接点の無い
素敵な世界が繰り広げられそうです。
この場面で草薙素子ならどう判断するだろう?と思うこともよくあります。
「じゃあ死になさい」と言って頭を撃ち抜くシーンはSAC2ndの1話でしたっけ?
もう、最高です。