3 Indian Regend
この邦題の意味がよくわからないけど、おなじみモンティ・コーラこと
アレックがホワイトに捕らわれてピンチに陥ります。
彼はマックスと同じX5で能力的にも近いにも係わらず
マックスには拗ねた態度で彼女を怒らせます。
たぶんマンティコアで会った時からマックスのことが好きなんだけど、
マックスはローガンのことしか考えていないのでいじけてるんでしょうね。
マックスはあり得ないほど性格の良いヒロインで強くて賢くて美しいのです。
自分自身にも「ローガンだけを殺戮するウィルス」を仕込まれて、好きな人に
近づけないという不幸を背負いながら、アレックを助けるためにワクチンを
諦めたりするのです。
アレックはマンティコアからそう積極的に逃げたわけではないのですが、
マックスの本気を見ておそらく考え方を変えることになるのです。
マックス以外の登場人物でザック、アレック、ジョシュアはとても大切に
扱われているのと、ローガンを体制側として描いてる気がします。
正義の味方みたいに名乗っているけど、違うんじゃない？みたいな。
さりげない会話の中でジェネティックを「killing machine」と呼んだり、
マックスにとっては不愉快な物言いが多いのは、ローガンはマックスを
嫉妬している部分もあるんじゃないかと感じてしまうほどです。
実際完璧に遺伝子操作されれば、老化もせず疲労や空腹も無い人間が
生まれても不思議は無いからです。
小説の「Before the dawn」にはセスという男性X5が登場します。
彼はマックスと出会う前にローガンと組んで動いたために死んでしまいます。
現場でセスとマックスが一緒に敵と戦う場面がありますが、この段階では
まだアイズオンリーとマックスは面識がありません。
ザックがローガンを裏切り者と呼ぶのはセスのことを言っているのかな？
X5同士が解り合うのもこんなに難しいことなんだと思わされるのです。
