エクソシスト
公開当時、センセーショナルな印象で騒がれたんですが、今見ると
いろんな意味で勉強になります。物語、映像技術、宗教などです。
当事者の信じる宗教によって対応が変わるであろう事象なのです。
このあとオカルトものがやたらと出て辟易したんですが、
これが一番社会的な影響が大きく、勇気を持って世に出したことが素晴らしいです。
Blu-rayディスクには大人になったリンダブレアーが解説してくれて、
作品が昇華するにはこれだけの時間が必要なのだと感動してしまいます。
1973年の作品ですから40年以上前ですが、本当に面白いです。
エクソシストという言葉を初めて知った日本人も多くて、
アメリカでは恐ろしい事が起きるんだなーと思ったものです。
日本でもこのような事象は起きていると思いますが、悪魔という概念が無いため、
昔から狐や狸が憑いているということで、霊能者がお祓いしたりします。
自分も比較的いろんな霊とコンタクトを取る仕事なので、変なのを近づけないために
御守りは丁寧に扱っています。十字架も取り入れてます。
基本的に長いあいだ人が信じた「物」は力を持っています。
世界各地の昔からのお土産とかいいっすよね。
ファティマの手などはいつか手に入れたいです。
話を戻すと、このような位の低い動物霊を悪魔などと持ち上げてしまうと
相手は調子に乗って増長するわけです。ネズミやいたち扱いで十分です。
ひとつの宗教だけだと理論的に抜け道ができてしまうのだと考えると、
いくつかの宗教が共存している状態が悪霊にとっては居心地が悪いと思います。
宗教同士の争いなどもってのほかで、人間ではないとこちらでは判断します。
オカルトという言葉で退けてしまえるほど簡単な問題ではないため、
ある程度その世界に免疫のある私たちで解決方法を提案するしかありません。
私見では信頼できる友達や家族から貰った御守りが身を守ってくれます。
持ち歩かなくても自分の部屋に置いておけば大丈夫です。
商売を始める人が出そうですがw、私はお金を取らないので騙されないように。
この仕事についてから特にそういうアイテムが好きになりました。
可愛いキーホルダーとか根付けとか絶対に捨てません。
これから原作を読むのでまた読後に感想を上げます。